「変形性股関節症と診断された」
「痛みやしびれがあって外出するのが辛い」
40~50代の女性に多い変形性股関節症。
股関節の変形が強まると痛みや歩行障害など日常生活に支障が出てしまいます。
自分の思うような行動がとれなくなるのはとても辛いことですよね。
この記事では、変形性股関節症の方がやってはいけないことについて解説しています。
股関節の負担を軽くする日常生活改善策についても具体的に紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修者
HBL広島整体院&美容鍼 院長
米田 佳奈恵
業界歴15年。『HBL広島整体院&美容鍼』院長。「目標に向かって頑張っている人の力になりたい」という想いのもと、美容鍼灸、リフトアップ施術、むくみ改善施術など様々な施術を担当。
さらに、医療専門学校の非常勤講師でもあり、確かな技術と実績から多くのお客様から支持を得ている。
◆保有資格・実績
・はり師・きゅう師免許
・はり師・きゅう師教員養成課程
・HBL広島整体院&美容鍼 院長
・朝日医療専門学校広島校 非常勤講師
院長米田の詳しいプロフィールはこちら
痛みが軽減し、足が自然に動いて、帰りに階段をスムーズに下りられたのが感激しました。
HBL広島整体院&美容鍼
股関節痛改善の詳しい口コミはこちら
変形性股関節症とは?原因や初期症状を解説
股関節痛の原因となる病気のうち、最も多いのが変形性股関節症です。
変形性股関節症は、加齢や日常生活における負荷によって、徐々に股関節にある軟骨がすり減っていき、最後に骨そのものが変形していく進行性の病気です。※1
女性に多い病気で40~50歳代で発症することが多く、股関節疾患の既往がなくても年齢とともに軟骨が傷んで変形性股関節症になる方も多くなってきています。※2・3
※1 石部基実『股関節の痛みは治る!』株式会社すばる舎
※2 ろうさいニュース
※3 パンフレット「整形外科シリーズ10 変形性股関節症」
変形性股関節症の初期症状チェック
進行性の病気である変形性股関節症ですが、初期症状をチェックしておきましょう。
変形性股関節症の初期症状※4
-
立ち上がるときに痛む
-
歩き初めに痛む
-
長時間歩くと痛む
-
階段の昇り降りに痛む
-
なんとなく股関節がだるい
変形性股関節症の初期症状チェックで当てはまる項目はありましたか。
変形性股関節症の初期症状の特徴は、歩き初めなど動作を始めるときに痛みを生じますが、それ以外は痛みをさほど感じないという点です。※4
数日間休めば痛みも引いていきますが、症状が進行するにつれて、安静時でも痛みが続いたり、寝ている間でも痛くて目が覚めてしまったりということも多くなります。
股関節の痛みが一定のレベルを超えたら手術によって根本的な治療を行うことが推奨されています。実際に病院で手術を行い、症状が治ったという方も多くおられます。※1
そうはいっても、さまざまな理由ですぐに手術ができない場合もあるでしょう。
「手術しないで治したい」と考えている方は、変形性股関節症でやってはいけないことを守ることで、病状の進行を遅らせることもできるかもしれません。
※1 石部基実『股関節の痛みは治る!』株式会社すばる舎
※4 杉山肇(総監修)『別冊NHKきょうの健康 股関節の痛み 変形性股関節症の治療がよくわかる』NHK出版
変形性股関節症でやってはいけないこと
ここからは、変形性股関節症でやってはいけないことを具体的に確認していきましょう。
股関節に大きな負荷をかける動作
変形性股関節症でやってはいけないことの1つが、股関節に大きな負荷をかける動作です。
変形性股関節症になってしまう方は、日常生活の中で股関節への負荷がかかりやすい動作を行っているケースが多数。※1
股関節に負荷がかかりやすい動作
-
あぐらなど股関節をねじる座り方
-
深くかがんだり、しゃがんだりする
-
座った状態から立ち上がる
-
階段の昇り降り
-
長時間歩き続ける
-
重い荷物の持ち運び
股関節への負担を軽くするためにも、これらの動作はできるだけ避けるようにしましょう。
ただ、股関節に負担がかかりやすい動作というのは、生活していく上で欠かせないものであり、完全に避けることは難しいことですよね。
そこで提案したいのが、住環境を洋風スタイルに変えてみることです。具体的には、ちゃぶ台などからテーブルに変更する等です。
※1 石部基実『股関節の痛みは治る!』株式会社すばる舎
過度な運動やストレッチ
変形性股関節症でやってはいけないことの2つ目が、股関節に大きな負担をかける過度な運動やストレッチです。
股関節に痛みがあるときに長時間のウォーキングやジョギング、ダンベルなど重いものを持ちながらの筋トレなどは控えるようにしましょう。
ストレッチは硬くなった筋肉が伸びていき、股関節の可動域を広げられるという意味で推奨されている運動の一つでもありますが、自己流のストレッチは逆に股関節を悪化させてしまうことも。
ストレッチを行う際は、股関節症にやさしいストレッチを行うようにしましょう。※6
※6 『股関節痛 変形性股関節症 整形外科の名医が教える最高の治し方大全』文響社
間違った歩き方
変形性股関節症でやってはいけないことの3つ目が、間違った歩き方です。
変形性股関節症の方の歩き方にはある特徴があります。それは、片足を引きずるような歩き方です。
このような歩き方の特徴がでてしまうのは、痛みをかばうためです。
病状が進んでしまうと痛みが強くなり、足を引きずるような歩き方になり、足がもつれやすくなります。
変形性股関節症の方は、決して無理をせずに、ゆっくりと一歩ずつ歩きましょう。
歩き方のポイント
1.股関節にかかる衝撃を抑えるためにも、かかとから着地する
2. かかとか着地したら、かかとから徐々につま先へと体重を移動させていく
3. 足の裏でしっかりと地面を捉えるようなイメージで歩くこと
無理やり自分だけの足で歩こうとすると、症状の悪化は進むばかりです。痛みがひどいと感じたら、杖のサポートを借りるようにしましょう。※1
※1 石部基実『股関節の痛みは治る!』株式会社すばる舎
やってはいけないことを継続するリスク
変形性股関節症においてやってはいけないことを継続してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
やってはいけないことを継続すると…
-
病状が進み、痛みが強くなる
-
今までそつなくこなしていた動作ができなくなる
-
何をするにしても人の介添えが必要となる
-
歩くこと自体ができなくなる
【実体験】変形性股関節症になった知人の話
私の周りにも変形性股関節症と診断された知人がいます。
40代に入った頃、体重が増え始めてから足の付け根あたりに何となく痛みを感じ始めたそうです。
放っておいたところ、股関節あたりの痛みがだんだんと強くなり、とうとう足を前に出すのが苦痛なくらいの状態となってしまいました。
立っているのも辛いため、座りながら料理をしたり、買い物も一人で行けなくなったりと、生活は一変。
歩くのが辛いため、行動範囲も狭まり、やがて自宅にこもりがちの生活になってしまいました。
詳しく話を聞いてみると、初期症状の頃の痛みを甘くみていたらしく、普段と変わらずにテキパキと家事や仕事をこなしていたそうです。
また、健康のためにと自己流のストレッチやウォーキングなどにも励んでいたとのことでした。
股関節をいたわらない生活を送っていれば、身体の痛みだけでなく、当たり前の日常や生きがいまで奪われてしまいます。
手術しないで治したいと考えられている方は、変形性股関節症でやってはいけないことを必ず避けるように心がけてください。
貧乏ゆすりや寝方も大切!変形性股関節症の方に取り組んで欲しいこと
変形性股関節症の方には、日常生活でやってはいけないことを避けつつ、取り組んで欲しいことがあります。
姿勢を改善
立ち方や座り方の姿勢によって股関節や腰への負担は大きく変わっていきます。
正しい姿勢を保つには、背筋をピンと伸ばしつつ、あごを軽く引いて、頭のてっぺんを糸で天井に引き上げられているイメージを持つと良いでしょう。このとき、肩は水平に保ちます。
ただし、どんなに正しい姿勢であっても長時間同じ姿勢のままだと、特定の部位に負担をかけ続けることになってしまいます。
立ちっぱなし、座りっぱなしにならないように注意しましょう。※5
※5 井須豊彦『画像ではわからないしつこい腰の痛みを治す本』講談社
適正体重の管理
股関節は体重を支えている身体の動きの中心となる場所です。
そのため、肥満になれば関節への負担が大きくなります。太り気味の方が体重を減らすことで関節への負担も軽くなります。
自分が太り気味かどうかはBMIで判断できます。
BMIとは、ボディマス指数と呼ばれ、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数のこと。
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出され、日本肥満学会の基準では25以上を肥満と定義しています。
BMIチェックツールで簡単に算出できますので、ご自身の状態をぜひチェックしてみてください。
ちなみに、適正体重に戻す場合、食事による極端なダイエットはおすすめしません。体調を壊すだけでなく、骨粗しょう症を伴ってしまうことがあるからです。
栄養バランスを考えながら、1か月に1~2キロの減量をめやすに適正体重に近づけるようにしましょう。※4
※4 杉山肇(総監修)『別冊NHKきょうの健康 股関節の痛み 変形性股関節症の治療がよくわかる』NHK出版
股関節に負担をかけない寝方
たとえば、仰向けで寝ててしまうと、床から腰が浮いてしまい、腰周辺の筋肉が収縮し、痛みが生じやすくなります。
寝ている間も股関節に負担をかけない寝方を心掛けるようにしましょう。
仰向け・横向き共にクッションを用いると良いです。
仰向けで寝るときは、膝の下にクッションを置きます。
膝下にクッションを入れることにより、足の筋肉、股関節の前の方の筋肉、腰の筋肉が緩んでくれるので、股関節の負担が軽くなるからです。
横向きで寝るときは、膝と膝の間にクッションを入れてみましょう。
膝と股関節が同じ高さになることで股関節への負担が軽くなり、眠りやすくなると思います。
洋式スタイルを取り入れる
住環境を和式スタイルから洋式スタイルへと変えていくことをおすすめします。
洋式スタイルに変えるというのは、布団からベッドにしたり、ちゃぶ台からテーブルにしたり、座布団から椅子にするということです。
生活全般を洋式スタイルにチェンジすることで、股関節への負荷が軽減され、病状の進行スピードも遅くなり、痛みも抑えられる可能性があります。※6
和式のトイレの場合、本格的にリフォームできれば良いですが、それが難しいようでしたら和式トイレにかぶせるだけで洋式トイレになる簡易洋式便座を利用するといった方法もあります。
※6 『股関節痛 変形性股関節症 整形外科の名医が教える最高の治し方大全』文響社
貧乏ゆすり
貧乏ゆすりというと悪いイメージを持たれがちですが、変形性股関節症の改善に役立つことがあります。
変形性股関節症に対する貧乏ゆすり療法は、日本の医学界においてジグリングと呼ばれています。
久留米大学名誉教授である井上明生先生が提唱したもので、実際に患者さんにジグリング(貧乏ゆすり)を指導したところ、レントゲンで見たところ関節のすき間が広がり、軟骨が再生したと思われる症例が多数あったそうです。
軟骨が再生するしくみについては解明されていない点も多いですが、継続的にかかとを小刻みに動かすことによって循環が良くなり、軟骨に栄養が供給されやすくなるからと考えられています。
貧乏ゆすりの正しいやり方
1. まずは足のつま先を床につけたまま、かかとだけを上下に小刻みに動かします
2. 20秒ごと片足ずつ行い、もう片方の足は床につけたままの状態で動かしません
これを無理のない範囲で繰り返し行ってみてください。
ジグリング(貧乏ゆすり)については、まだエビデンスが少ない状況です。※6
新しい取り組みなので今後効果があるというデータが出てくる可能性はありますが、貧乏ゆすりに取り組んだ患者さんのうち、どれくらいの割合で治療効果がみられたかの明確なデータは今のところありません。
貧乏ゆすりに取り組んでいるからといって変形性股関節症の病院での治療を途中でやめることのないようにしましょう。※1
※1 石部基実『股関節の痛みは治る!』株式会社すばる舎
※6 『股関節痛 変形性股関節症 整形外科の名医が教える最高の治し方大全』文響社
水中ウォーキングや正しいストレッチ法の実践
変形性股関節症の方におすすめの運動といえば、水中ウォーキングです。
水中には浮力があるため、股関節にかかる負荷が軽くなります。転ぶという危険性も少ないですし、水の抵抗によって高い運動効果が高まります。※6
そして、股関節に負担がかからない正しいストレッチ法をやってみるというのもおすすめです。
ストレッチには、股関節周辺の緊張やこわばりをほぐしていき、可動域を広げる効果があります。※5
変形性股関節症の方におすすめの正しいストレッチ法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
- 合わせてこちらの記事もチェック
変形性股関節症を改善したい方へ-自分でできるストレッチや筋トレも紹介
※5 井須豊彦『画像ではわからないしつこい腰の痛みを治す本』講談社
※6 『股関節痛 変形性股関節症 整形外科の名医が教える最高の治し方大全』文響社
変形股関節症がなかなか改善しない場合は整体院もおすすめ
変形性股関節症でやってはいけないことを避けたり、ストレッチや貧乏ゆすりなどを実践し足りすることと同時に、整体院へ通うのも一つの方法です。
ただし、カウンセリングや検査を十分に行わずに痛みを感じる箇所だけを施術している整体院も多数。
このような整体院に通ったとしても原因に合わない施術をされるだけで、症状の改善には繋がりません。
辛い症状を一日でも早く改善に導くためにも、根本的な原因を紐解いて、その原因に合った施術をしてくれる整体院を選ぶことが大切です。
股関節痛でお悩みなら「HBL広島整体院&美容鍼」へ
痛みが軽減し、足が自然に動いて、帰りに階段をスムーズに下りられたのが感激しました。
HBL広島整体院&美容鍼
股関節痛改善の詳しい口コミはこちら
「異常がないと言われたが、耳鳴りが良くならない」
「耳鼻科で出された薬を服用して様子を見ているが、辛い」
「お悩みの方はぜひ、広島市「HBL広島整体院&美容鍼」へ一度ご相談にいらしてください。
当院は女性のための、女性施術家による根本改善専門の整体院&美容鍼サロンです。
当院ではカウンセリング、検査で、あなたが股関節症になった根本的な原因を紐解いていき、体の根幹から整える施術をしていきます。
股関節症は股関節周りの筋膜が異常に収縮して固まってしまっている方も多くいらっしゃいますので、固まってしまった筋膜を緩める為の手技やお灸、状況に合わせて鍼などの施術も行っていきます。
ただ揉む、局所をマッサージする、筋力を鍛えるだけでは根本的な解決にはつながりません。
しっかりと原因を見極め、適切に施術をしていくことであなたの本来の股関節に戻っていきます。
もし、病院の治療を受けても改善しない、手術をしようか悩まれている方はぜひ、一度当院にご相談下さい。
\広島市「HBL広島整体院&美容鍼」の特徴/
-
初回約30分のカウンセリングでお悩みをしっかりと伺い、状態を徹底的に把握します
-
歴15年・5万件以上の実績。国家資格を持つ女性施術者が担当
-
症状への対処だけではなく、根本改善を目指す施術
-
理学療法士や看護師も通う整体院
-
アフターケアのアドバイスあり
ご不安や悩みがあればぜひ一緒に解決していきたいと思っておりますので、ぜひお気軽に相談にいらしてくださいね。
「HBL広島整体院&美容鍼」お問い合わせはこちら
初回に私達の施術を体感して
判断して頂きたいと思いますので
1日2名様
整体コース
初回 2,980円(税込み)
(2回目以降は1回 8,800円(税込み))
※整体コース初回はカウンセリング・検査があるため、
約60分ほど掛かります。
LINE
バナーからお友達追加を行いLINEで簡単ご予約!ご質問も承っております。
メールフォーム
アクセス情報
店舗名 | HBL広島整体院&美容鍼 Health Beauty Life |
営業時間 | 9:00~19:00(最終受付時間18:30) |
定休日 | 日曜・祝日 |
住所 | 〒730-0016 広島市中区幟町7−29 2F 【MAPはこちら>】 |
交通 | 「銀山町」駅 徒歩3分 「八丁堀」駅 徒歩5分 |
電話番号 | 082-836-4988 |